海外旅行保険の大切さ・リスクヘッジ

海外旅行は体験してみないと

言い尽くせない楽しさがあります。

ただ

「知らない土地の旅行先で突然ケガや病気になったら」

との不安から海外旅行をためらう人が多いのは残念です。

そこで今回は旅行で海外を考えている人への

病気&ケガの対処法と

旅行保険の必要性を

病気&ケガのメディカルサービス面で紹介します。

要点は以下の4つ

1・救急のキズ薬や常備薬は持って行く

2・海外旅行保険をかけておく・海外からの連絡方法を必ず確認

3・緊急時は周りに解決策を仰ぐ

4・いざとなったら救急車を呼ぶか救急外来に行く

以下で詳しく説明すると。。。。。

1・救急のキズ薬や常備薬は日本の物と成分が異なる事も!

また外国語表示で当地の薬局で手に入らない事もあるので

特に持病のある人は必ず持参しましょう。

その際、入国先に輸入禁止成分が入っていないか確認できるといいですね。

2・先立つ不安を省くため最低限の海外旅行保険をかけておきましょう。

クレジットカードに

海外旅行保険付き機能があれば

それを使うのもひとつです。

もし、お手持ちのカードにその機能がついていたら

どこまでケアーしてくれるのかと

海外からの連絡方法を

必ず確認し情報は常に携帯して下さい。

また海外旅行保険は

病気&ケガのみに限らず

盗難、破損、その他予期せぬトラブルの

ケアーが受けられる物も

3・ひとりでは解決できない体調の悪化は

先ず一緒にいる人や

宿泊先に連絡し

解決策を仰ぐことをお勧めします。

4・いざとなったら救急車を呼ぶか救急外来に行く

イタリアでの緊急番号112は

すべての緊急事態に対応しているので

もちろん救急車も呼べます。

112に電話をすると説明された状況によって

緊急先救急車、消防車、警察へと連絡が行くようになっています。

また頭の隅に入れておいて欲しいのが

イタリアでは2019年5月現在は

救急車&救急外来は無料。

そして土日休日、夜間も受け付けてくれます。

ただし基本は診療所も病院も土日休日は外来は休みです。

ここでは特に海外旅行保険の大切さを感じた出来事を書きます。

私はとある会社と

医療通訳サービスを提供しています。

日本語・イタリア語の通訳です。

このサービスは主に海外旅行保険会社と提携

必要になった方の元へ通訳に出向きます。

ある時、イタリア国内の旅行中

夜中に緊急に会社から連絡が入り

サイクリング中に意識不明になり

私の滞在地の大きな病院に救急車で搬送された

59歳の日本人女性の医療通訳をする事となりました。

電話連絡で同行グループはもう出発しており

たった一人で数日間病院にいることが判明

彼女は英語もイタリア語も出来ない。

さぞかし心細いのではと思い

翌朝8時に病院に到着しました。

実は私もイタリアで2回も救急車に乗り

救急窓口に行った回数は知れず

息子の出産はイタリアで。

病院で1人の心細さは十分経験済みです。

結果、彼女はとても喜んでくださりました。

担当の先生とお話しすると熱中症で意識不明になり

救急車で運ばれ、仲間は自転車で北イタリアを移動中

そこでわかった衝撃の事実!

着の身着のままの数日間。

持っているのは仲間のホテルと

保険会社の電話番号手書きメモのみ

・携帯もカードも現金も着替えも無し

・翌日ミラノ国際空港から帰国予定

・意識不明の時、乗っていた

日本から持参した高額なロードバイクは

倒れた場所近くの自動車修理工場に保管中。

私が行った甲斐あって

・保険会社に請求する各書類の手続きを全て完了

・退院の手続きを全て完了

・ロードバイクを引き取る手配

・ミラノのホテルまでのタクシーを手配

(病院・ミラノのホテル間の最短距離は87km

高速を使っても約1時間半)

以上の出費を2時間の通訳料も含めて

保険範囲内で済ませることができました。

そして当日の午前中に無事退院

もしも保険が無かったら

たとえ医療費が無料でも

・心細さに加えて

・言葉も通じず

・時間ばかり過ぎ

・帰国の飛行機に間に合わないリスク

・金銭的な負担

想像するだけで大変です。

この場合の良かった点は

2・彼女は海外旅行保険をかけており

保険会社の番号を携帯していた。

4救急搬送されたのでフォローが受けやすかった。

意識不明で搬送されたので「3・周りに解決策を仰ぐ」は出来ませんでしたが。

まとめ

1・救急のキズ薬や常備薬は持って行く

2・海外旅行保険をかけておく・海外からの連絡方法を必ず確認

3・緊急時は周りに解決策を仰ぐ

4・心構えとしていざとなったら救急車を呼ぶか救急外来に行く

例えカードや携帯、現金を持っていても以上の4つがあれば

さらに安心ではないでしょうか?

使う必要がないに越したことはないですが

「旅行先で突然の大きな病気になったら」

と旅行に行くのに躊躇するよりも

先ずはこんな解決策を実行してみてはいかがでしょうか?

普段と違う土地を旅する事で

あなたも違う世界が発見するできる事と思います。

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