日本ではクリスマスは普通は25日ですね。
でもイタリアのクリスマスは長いのです。
ちょっとでも深く知ることで
なるほどね。と納得したら固定概念から生まれた勘違いを外せるきっかけになります。
イタリア人にもっと日本の事を知ってほしいように
日本人にも もっとイタリアの事も知ってほしい。
イタリアでもクリスマスは25日
イタリア語では「Natale=ナターレ」
でもクリスマスシーズンは本当に長いのです。
えー!?じゃあクリスマスプレゼントもまたもらえるの?
そしたら嬉しさ倍増!と思ったら先を読んでね♡
カトリックの国イタリアの大事な行事の一つにクリスマスがあります。
でもクリスマスシーズンは12月8日から1月6日
ちゃんと理由もあるんです。
クリスマス飾りやツリーを出す日は12月8日
マリア様がキリスト様の懐妊を大天使ガブリエルから知らされた「受胎告知の日」
ちなみにミラノでは前日の7日はミラノの守護聖人
「聖アンブロージョの日」のお祭りでメルカートがあります。
少し離れた13日は私の住んでいるクレーマでは
「聖女ルチアの日」のお祭りでメルカートがあります。
彼女が夜にいい子には「お菓子やプレゼント」悪い子には「炭」を持ってくると言う
サンタクロースのような存在があります。
はい 1回目のプレゼント(クレーマ基準)
彼女はシチリアで殉教した実在の人物 伝承による生没年は283年-304年
でもその姿は決して見てはならないと言われていおり
ロバを引いて鈴を鳴らして白い服を着ているのだとか。
子供がいるお家は男の子ならブルーのリボンで
女の子がいるお家はピンクのリボンで結んだわらを
ルチアの弾くロバが食べられるように戸口やバルコニーに吊るしておきます。
そしてクリスマス言わずと知れたキリスト様の生まれた日の25日は家族といる日
結婚して家を出た子供も親や親戚と一緒にご馳走三昧
お菓子はミラノならパネットーネが有名です。
基本お店はお休みです。
ミラノ・モンテナポレオーネのエルメスもお休みだった・・・・
家族、親戚が集まってサンタクロースの存在も普及した現在
言わずと知れたクリスマスプレゼントが配られます。
はい 2回目のプレゼント
お正月はそれほど重要ではなく元旦だけ休みと言う会社もたくさん
1月6日は幼子イエスの元へ東方の3博士が贈り物を持ってやってくる「公現祭」と呼ばれる日なのですがイタリアではべファーナが有名
「べファーナ」は東方の3博士が旅の途中で会ったおばあちゃんで「神の子キリスト」の元に誘われたのに忙しいと言って断ってしまい 後で大後悔。
3博士の後を追ってイエスの元に贈り物を届けようとお菓子と箒を持って今だに幼子キリストを探している。
そして旅の途中で子供に彼女が夜に
いい子には「お菓子やプレゼント」悪い子には「炭」を持ってくると・・・ちょっと聖女ルチアに似てます。
はい 3回目のプレゼント
そしてこの日にクリスマスの飾り付けが外されます。
イタリアの街中で冬のセールが始まるのは大体この辺から。
イタリアでは日本人なので「ゆうこ、日本って~?」日本がらみで色々聞かれます。
・車で行くのにどのくらいかかるの?
・寿司は日本じゃなくて中国だよね。インターネットでそう書いてあったから本当だよ。
・いつもは着物着てるんでしょ。
・犬とか蛇とか食べるのって凄いよね。
などなど数え上げたら凄い凄い!
でも、彼らが決して常識が無いのではなくて(一部はウケ狙???)
ただ単に知らないだけ
私が日本の事を勘違いされると少し悲しくなるように
イタリア人はいつもピザ食べてるの?→いつもじゃないよ。それに「ピザ」じゃないよ「ピッツァ」だよ。などなど
イタリアの人もイタリアの事を勘違いされると少し悲しくなるみたい・・・・
逆ならこんな事も知ってるの?って嬉しくなります。
ちょっとでも深く知ることで
なるほどね。と納得したら固定概念から生まれた勘違いを外せるきっかけになります。
このお話であなたの中のイタリアはもうちょっと現実に近づいた?